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糖尿病は複雑な慢性疾患です。同じ血糖値の方でも患者さんの背景によって治療方針が異なります。若年者なのか高齢者なのかで、発症した時期や合併症の進み方、さらには男性か女性か、仕事の形態はパートタイマーなのかフルタイムなのかなどあげていけばきりがありません。一人一人にあった治療を進めていく必要があります。
糖尿病は血糖コントロールが悪化することそのもので死に至ることは少ないのですが、様々な合併症を起こすことで患者さんの生活の質=Quality of Life(クオリティ オブ ライフ)を低下させ、健康寿命を短縮させます。糖尿病は様々な合併症を引き起こし、網膜症、腎障害、神経障害といった3大合併症やあるいは狭心症、脳梗塞といった動脈硬化による合併症、さらに最近は癌とも関連するといわれています。
でもちょっと待ってください、糖尿病は怖い病気だと患者さんを脅かしたいわけでは決してありません。しっかりとした血糖コントロールを早めに行うことで合併症発症抑制につながりますので、できるだけ治療を早めにしましょうとおすすめしているのです。
時々患者さんから「いつまでに治療を開始したほうがいいですか」とたずねられることがあります。私の答えは某先生の言葉を借りると『今でしょ!!』となります。
食事療法や運動療法で血糖コントロールが不十分でない場合は薬物療法を行います。医師が薬を処方するときに患者さんによっては拒否感を示すことも多いのですが、すべての薬剤が厳正な審査を通ってきた薬剤ですので信頼していいですし、患者さんの病態にあわせて最適な薬剤を選択していきますので安心して服用してください。合併症を含めた糖尿病の治療を継続し、健康な人と何ら変わらない人生を歩んでいただきたいと思って今日も診察しています。
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