糖尿病と甲状腺の病気は、どちらも内分泌という体内で分泌されるホルモンに関係する病気です。糖尿病は誰もが知っている病気で、多くの人が糖尿病治療を受けています。甲状腺の病気は、一般的にはあまり知られていませんが、実は多くの人がかかっている病気です。
多くの人がかかっている病気でありながら知られていないのは、甲状腺の病気と正しく診断され治療されていないからです。
このように糖尿病と甲状腺の病気は大変多くの患者さんが存在しますが、私達専門家の目から見ると十分な治療がされていることは少なく思います。その大きな理由として、医療側の病気に対する知識不足と専門スタッフの不足があげられます。私は専門家として糖尿病と甲状腺の病気の患者さんに十分な治療をおこなえるよう専門クリニックを選択し、治療に必要なあらゆる設備や最新機器と病気に対する十分な知識を持つ数多くの専門スタッフを揃えました。
専門医療機関の価値はどこから生まれてくるのでしょうか。
例えば、1日10人の糖尿病患者さんを診る医療機関と1日100人の糖尿病患者さんを診る専門医療機関があるとすると、1日の2つの医療機関の糖尿病に対する経験値の差は10倍です。これを毎日繰り返すことで2つの医療機関の経験値の差は千倍、万倍と広がっていきます。この経験値の差が病気の治療に大きく反映され、それこそが専門医療機関の存在価値だと私は考えています。
2001年に福岡市西区姪浜に開院した二田哲博クリニックは、専門医の私と看護師2名、管理栄養士1名、受付事務3名の6名で出発しました。
専門家として糖尿病と甲状腺の病気だけを診るというポリシーのもと開院しましたので、最初は1日数名の患者さんしか診ないという日もありました。しかし、それは1人の患者さんを診るために十二分に時間を使えましたので、今振り返っても満足のいく日々だったと思います。
開院して5年後には、1日平均60名の来院患者数となりスタッフの数も4倍に増えました。待合室や診療空間が手狭になったため1.5倍に増築し、念願であった糖尿病の栄養指導に使うキッチン設備も完備しました。そして開院10年後の2011年には、天神に「二田哲博クリニック天神」を開院し、姪浜は「二田哲博クリニック姪浜」と名称を改めました。
2016年現在では、専門医は4名となり、管理栄養士3名、健康運動指導士2名、糖尿病療養指導士11名を含む専門スタッフは約45名となっています。来院患者の98%近くは糖尿病か甲状腺疾患の患者さんで占められ、この15年間の来院患者総数は約445,450名となりました。専門疾患約445,450症例以上の経験値を蓄積したことになります。
二田哲博クリニックは、日々専門疾患の患者さんと向き合うことで専門医療機関としての経験値を高めています。いわば、私達は患者さんに育てられているのです。多くの患者さんに育てられ鍛えられた専門家、専門スタッフとしてこれからも技術を磨き誇りを持って、みなさんに最高の医療を提供し続けていきたいと考えています。
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