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熱中症の危険性が高い時期がやってきました。総務省消防庁が発表した2019 年の熱中症による救急搬送状況の統計をみると、熱中症は気温が上昇する7月下旬から急増していることがわかります。
▲クリックすると詳細が確認できるPDFファイルを表示します(資料元:総務省消防庁ホームページ)
新型コロナウイルス対策でマスクを着用する機会が多い今年は、熱中症に関してより慎重な対策をとる必要があります。マスクを着用していると、マスクを着用していない場合と比べ、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかると考えられています。したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクを高める可能性があります。
新しい生活様式に示されるよう、運動を行う際には工夫が必要です。公園などを利用する際には空いた時間や場所を選ぶとよいですし、周囲の人と十分な距離をとれる場合にはマスクを外して運動するのもよいでしょう。また、筋トレやヨガなどの運動は自宅で動画を活用するのもよいとされています。皆さんにお馴染みのラジオ体操もテレビなどで見ることができますが、このラジオ体操が糖尿病患者さんの筋肉量減少を予防するのに効果的であったと報告されています。(Kimura T, et al. BMJ Open Diabetes Res Care. 2020; 8(1): e001027.)
水分補給については、のどが渇く前に行うことが必要です。通常の水分補給は水やお茶でよいのでしょうが、大量の汗をかくスポーツなどでは電解質の補給も必要です。手軽に水分と電解質を補給できるスポーツドリンクには糖質が含まれている場合がありますので注意が必要です。
▲詳しくは野見山崇先生による解説をご覧になってください。
熱中症に気を付けて、暑い夏を乗り切りましょう!
【ヒント★01】新型コロナウイルス感染症と糖尿病
【ヒント★02】熱中症を予防しよう。
【ヒント★03】感染対策と食事・運動療法の両立
【ヒント★04】新しく追加された糖尿病治療薬
【ヒント★05】サルコペニアを予防しよう
【ヒント★06】スティグマとアドボカシーって何でしょう?
【ヒント★07】2020年を振り返って
次回【ヒント★08】インスリン100年 2021年はどんな年に?
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